むちうちって何?


交通事故でオカマを掘られて(追突事故に遭って)、むち打ちになったといった話はよく聞くと思います。

むち打ちで多くの方は「あぁ、首をケガしたんだな。」ということは理解できると思いますが、この「むち打ち」とはいったいどういうケガなのかご存じですか?

むちうち、ムチウチ、鞭打ち・・・・
むち打ち症や、むち打ち損傷とも言いますが、これは 診断名や傷病名ではありません 
ですから、診断書に「むち打ち症」と書かれることは、最近では殆どなく(稀にありますが・・・)、多くは「頚椎捻挫」や「頚部捻挫」であったり「外傷性頚部症候群」といった傷病名になっています。

では、むち打ちとは何かと言うと、追突などによって首を ケガする原因や経緯、そしてメカニズム等の事 で、これを受傷機転と言います。

それでは、むち打ち症の受傷機転を簡単にご説明します。

交通事故でのむち打ちの大半は、後方からの追突事故によって起こります。

後方から追突されると、体は車と共に急激な加速を受けて前に行こうとします。
しかし、体と細い首で繋がっている頭は慣性の法則が働いて、元の位置に止まろうとします。
だるま落としで打たれた木片は飛んで行くのに対し、打たれなかった木片は元の場所に止まっていることを想像すれば分かり易いかと思います。

追突の衝撃で急加速を受けた体は車と共に前方に、頭は慣性の法則でその場に止まろうとするので、首は後ろにしなります。
そして、その直後には反動で頭は前方に移動します。

極めて狭い場所に筋肉や骨の他、脊髄、太い動脈に静脈、そして神経やリンパ管などが走行し、成人で約5kgと言われる重たい頭を支えている細い首は、このような仕組みで、一瞬の強い力で過伸展された後すぐに過屈曲され、損傷されることになります。

このように首を損傷するときの一連の首の動きが、ムチがしなる動きに似ていることから「むち打ち」と言われるようになったのでした。

上記で説明した一連の流れは、後方から追突された場合ですが、逆に自ら追突した場合は、前後が逆の動きになります。

ただ、自ら追突した場合よりも、後方から追突された場合の方が、むち打ちとなる事が多いです。
それは、突然後ろからぶつかられた場合、全く身構えることが出来ていないからであって、ぶつかられそうなのが分かって身構えることが出来ていれば、首のしなりも少なくなり、結果、ケガは軽くてすむでしょう。

ちなみに、首が後方に過伸展されるのを防止する役割を持っているのががヘッドレストです。
きっちりと、後ろに行こうとする頭を防いでくれる位置にセットしておく必要がありますね。

 


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