適正な後遺障害等級認定の重要性

交通事故の損害賠償において適正な後遺障害の認定を受けておくことは、最も重要なことです。

例え何級でも後遺障害に認定されれば、「後遺障害慰謝料」と「後遺障害逸失利益」という損害を請求することが出来ます(例外もありますが・・・)。
後遺障害に等級認定されていなければ、請求しても、ほぼ認められることはありません。
等級認定されていれば、金額の問題は置いておきますが、ほぼ無条件で認められるのです。
そして、認定された後遺障害等級が高ければ高いほど、当然にその金額は増えることになります。

後遺障害が認定されると、自賠責保険から各等級に応じた額が支払われますが、それは最低限の保障にすぎません。
相手方保険会社等からの損害賠償の支払いについては、更に高額な上積みを得られる可能性を秘めています。

いわば、自賠責保険での後遺障害等級が認定されることは、損害賠償全体の土台造りをするようなものです。
この土台が小さければ、いくら相手方と必死で交渉しても増加額は、その小さな土台を前提としたものにすぎず、積み上げられるものも限られてきます。
しかし、この土台が大きくなれば、積み上げられるものも大きくなります。つまり増加額も大幅に増えるということです。イメージとしては下図のようになります。

150909 損害のピラミッド

注)傷害による損害も「自賠責支給分」と「自賠責を超える部分」に分かれます。

傷害による損害と後遺障害による損害を損害賠償全体から見ると、圧倒的に後遺障害による損害の比率が高くなります。
最も低い後遺障害等級である14級の場合でも、最終的な示談締結額は、治療関係費を除くと大抵の場合で後遺障害による損害の方が高額になっています。
そして上位等級に上がるにつれて、その比率はどんどん後遺障害による損害に片寄って、損害賠償額のほとんどが後遺障害による損害で占められるようになります。

「賠償金なんかいくらもらっても仕方がない。ケガをした身体を元どおりにして欲しい。」というのが重傷を負った交通事故被害者やご家族の本音です。
しかし、後遺障害が重たいほど、今後も様々な出費や減収が考えられます。
真っ当な損害賠償を受けることはとても重要なことなのです。
そして、真っ当な損害賠償は、保険会社等のいいなりになっていれば支払われることはありません。

 

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