相当(準用)等級


 

後遺障害等級表の後遺障害に該当しなくても、各等級の後遺障害に相当するものは、当該等級の後遺障害と認定されます。
 

どの系列にも属さない場合と、系列はあっても該当する後遺障害が無い場合

後遺障害等級表には羅列されていないですが、その等級に相当するものとして認められる後遺障害です。

例1) 目・耳・鼻・口

外傷性散瞳 ⇒ 12級(両眼だと11級)または14級(両眼だと12級)

流涙 ⇒ 14級(両眼の場合12級)

耳鳴 ⇒ 12級または14級

嗅覚 ⇒ 12級または14級

鼻呼吸困難 ⇒ 12級

味覚 ⇒ 12級または14級

嚥下 ⇒ 1級~10級(咀嚼の機能障害を準用)

声帯麻痺によるかすれ声 ⇒ 12級

開口障害による咀嚼に時間がかかる場合 ⇒ 12級 
 

例2) 醜状障害

両側の腕・足の大きな瘢痕 ⇒ 12級

日常露出しない部分の瘢痕 ⇒ 12級または14級
 

例3) 胸腹部臓器

膀胱機能 ⇒ 3級、7級、11級

尿道 ⇒ 11級または14級

生殖器 ⇒ 7級、9級、11級、14級
 

例4) 体幹骨

鎖骨及び肩甲骨の著しい変形 ⇒ 11級
 

例5) 上肢・下肢

動揺関節 ⇒ 8級(下肢のみ)、10級、12級(関節の機能障害を準用)

習慣性脱臼 ⇒ 12級

同一系列の複数の後遺障害の組合せで相当等級となる場合

後遺障害が2つ以上認められると、それらの等級は合わさって併合等級という扱いになります。

併合等級について詳しくはコチラをご覧ください。⇒ 併合等級
 

併合等級は認定された等級により、1番思い等級を1~3等級繰り上げるのが基本ルールなのですが、そうすることで、規定されている等級と比べて、高くなりすぎたり、低くなりすぎたりすることが出てきます。
 

その矛盾を解消するための相当等級があります。
 

例1)併合の基本ルールと結果的に同じ等級となる事例

左手関節の用を廃して(8級6号)、左肘関節に著しい機能障害を残した(10級10号)場合、「1上肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの」(6級6号)よりは軽く、「1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの」(8級6号)よりは重い後遺障害として、繰り上げのルールどおり併合7級とするのではなく、6級と8級の間の7級相当となります。この場合、繰り上げるのと結果は同じですが、併合の繰り上げルールどおりにすると、等級が高すぎたり、低すぎたりするケースが生じてきます。
 

例2)併合の基本ルールよりも等級が高くなる事例

片側の手の中指の用を廃し(12級10号)、かつ、小指を失った(12級9号)場合は、併合のルールどおり等級を繰り上げると11級となりますが、この場合、「1手のおや指又はおや指以外の2の手指の用を廃したもの」(10級7号)よりも重く、「1手のおや指又はおや指以外の2の手指を失ったもの」(9級12号)よりも軽いと認められ10級となします。
 

例3)併合の基本ルールよりも等級が低くなる事例

片腕の3大関節中の2関節の用を廃し(6級6号)、かつ、他の1関節の機能著しい障害を残す(10級10号)場合、併合のルールどおり等級を繰り上げると5級となりますが、「1上肢の用を全廃したもの」(5級6号)よりも後遺障害の程度は軽いため、直近下位の6級となります。
 

 


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