むちうちで後遺障害は認定されるのか?

「単なるムチウチと言われた。」

「日にち薬で良くなっていくと言われた。」

交通事故で首を痛め、お医者さんにこのように言われた方も多いと思います。

まず、それが本当の意味でのむちうちであるかどうかは別にして、首を痛めると「むちうち」と言われることが多々あります(ただし、診断所上は「むちうち症」ではない)。
※むちうちの定義について詳しくはコチラをクリックしてください。⇒ むちうちって何?

確かに一般的に「むちうち」と言われるようなケガの場合、1週間から3ヶ月もあれば治る場合の方が多いでしょう。
けど、頑張って病院に通って牽引、ホットパック、低周波、マイクロ波、赤外線、ウォーターベッド、マッサージなどなど色々試してみても、一向によくならないという方も少なからずおられるのは事実です。

「ムチウチだと通常1ヶ月もあれば治るものなんですけどねぇ。」

「ムチウチだと3ヶ月までしか治療費を見ることは出来ません。」

といったことを、保険会社の担当者に言われた方も多い事でしょう。

しかし、1ヶ月だとか3ヶ月だとかいうのは、あくまで目安であって、皆が皆、同じ回復過程を辿るわけではありませんし、そもそも元々のケガの状態が同じではありません。
だから、通常より多くの治療期間を要する人がいることは当然のことなのです。

中には交通事故によるむちうち損傷により、1年以上もの通院を続けられている方もいます。

ただ、実際問題1年以上も漫然と通院加療を続けても、それ以上よくなる見込みは薄いでしょう。
そして、むちうちと言われるような首のケガで1年以上も保険会社が治療費の支払いに応じてくれることは少ないです。

つまり、相当な期間にわたり通院加療を続けても、それ以上良くならない状態であれば、後遺障害の申請をするのが妥当な選択となります。
この相当な期間の目安は180日と考えてください。

交通事故のケガには症状固定という概念があります。
症状固定とは、医学上一般に認められた医療(基本的に実験段階や研究過程にあるような治療方法は含まれません。)を行っても、その医療効果が期待できなくなった状態をいいます。
つまり、「傷病の症状が、投薬、理学療法等の治療により一時的な回復が見られるに過ぎない場合」など症状が残存している場合であっても、医療効果が期待できないと判断する場合には、「症状固定」となります。

この症状固定時期は本来医師が決めるものですが、実際はそうでもない場合が多くあります。
※詳しくはコチラをご覧ください。⇒ 後遺障害の申請時期(症状固定とは)

むちうちと言われるような首のケガで特段の画像所見もない場合、どれだけ症状が酷くて辛くても、この症状固定日が事故受傷から180日以内であれば、後遺障害の認定はほぼ絶望的です。
それでは、症状固定日が178日や179日では絶対ダメなのかというと、それでも認定されていることはありますが、やはりムチウチ症で症状が治りきらず後遺障害の申請をする場合は、症状固定日は事故受傷から180日以上経過してからにして貰うべきです。

ここまで読んで頂いてもうお気づきかとは思いますが、むちうちでも後遺障害の認定は可能ということです。

もちろん、むちうちと言われるケガでもその状態は千差万別です。
症状固定日が事故受傷から180日以上で、ケガが治りきっていない人が皆、後遺障害に認定されるわけではりません。

認定の詳細については、また詳しく書いて行きます。

 

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