規制緩和-普通免許で125ccバイクに乗れる?-

160927_suzuki_address_v125s_menkyo_kaikin

原付二種とは?

自動車の普通免許があれば原動機付自転車、いわゆる原付を運転することが出来ます。
原付とはエンジンの総排気量が50cc以下の二輪車(バイク)です。
普通免許を持っている人は多いので、これは大抵の人がご存じでしょう。

ところで、原付二種という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

普通免許や大型免許で、タクシーやバスなどのお客さんを乗せる場合に必要な二種とは全然別物で、総排気量51cc~125ccのバイクの事をいいます。
これに対し、50cc以下のバイクは原付1種といいますが、これは道路運送車両法という車両の維持に関する法律上の区分分けになります。

そして、車の免許は道路交通法という法律で規制されており、その免許区分は、原付一種は原付免許原付2種は小型二輪免許(正確には普通自動二輪免許の小型限定)という枠に入ります。

以上のような法律の括りによる呼び方の違いがあるのですが、原付二種は原付免許では運転出来ず、小型二輪以上の免許が必要になってくるのです。

原付だと30km/hの速度制限や二段階右折など煩わしいルールがありますが、小型二輪で運転できる原付二種になるとこの制限がなくなり車と同じ速度で走ることが出来、二段階右折の必要もありません。
また、原付では禁止されている2人乗りも可能となります。

そして、車の任意保険にファミリーバイク特約を付ければ、家族全員が所有、使用または管理する125cc以下のバイクでの事故をカバーしてくれるので、原付と同じく経済的な負担がかなり少なくすむというメリットもあります。

ちなみに原付二種には黄色のナンバープレートとピンクのナンバープレートがありますが、これは税区分の違いです。
 黄色は51cc~90cc で原付二種の乙、 ピンクは91cc~125cc で原付二種の甲という区分になります。

規制緩和によって普通免許で125ccのバイクに乗れるようになる!?

将来的に、普通自動車免許があれば原付と同じように排気量125ccのバイクまで乗ることが出来るようになる かもしれない といった話が、噂レベルですがあるようです。

先に述べたような理由から、125ccクラスのバイクの人気はここ数年、かなり高まっています。
いわゆるスクータータイプのオートマチック限定免許で運転出来る車両もどんどん増えています。

しかし、二輪免許を持つ人口は普通免許人口に比べて圧倒的に少なく、普通免許だけの人が新たに小型免許を追加取得するとなると、教習所に通う場合は7万円程の費用がかかります。
そこで、若者のバイク離れなどから、オートバイの販売数の低下に悩む業界(バイクメーカー、全国オートバイ協同組合連合会、日本自動車工業会等)からは、前々から警察庁などに小型二輪免許取得の簡便化の要望を出していました。

そして2016年9月17日に神戸市で開かれた「BIKE LOVE FORUM」で経済産業省自動車課の課長が、「そう簡単ではないのかもしれないが、 排気量125ccの免許取得を今までより簡単にするというような取り組みにチャレンジしてみたい 」と話したとのことです。
これは、バイク市場を活性化する規制緩和策として125cc(原付2種)の免許取得の簡便化について前向きに取り組む方針ということでしょう。

ただ、この話からすると噂にあるように、現行の原付と同じく普通免許で原付二種に乗れるようになるかどうかはマユツバです。
経産省は「免許取得に必要な講習をなくしたり、その質を落とすようなことはありません。安全を重視し、確保したうえで(免許を)取りやすくすることを検討しています」との説明に留まっているようです。

個人的な意見としては、普通免許で原付二種の運転が出来るようになることには反対です。
現行の50ccの原付ですら、普通免許で運転できるようにする制度は無くし、原動機付自転車の免許として現状の筆記試験だけではなく、技能試験もあるように方が良いとすら思っています。

事務的なことなどで取りやすくするのは大歓迎ですが、道交法の知識や運転スキルが低くても免許を取りやすくはするべきではありません。
ただでさえ、危なくて見ていられないような運転者が多く道路を走っているのですから・・・・・。

 
 

サイト内を検索
 
Back to Top ↑